早くも訪れた危険…静まり返った部屋で高鳴る心臓だけが動いています。 死にはしませんが、即効性の効果があります。
かたや谷垣は好きな人を得て、鶴見中尉と袂を分かつことが出来た。
谷垣は苦渋の決断として馬のお尻に傷をつけて血を流させて月島を撒き、自身はインカラマッを抱いた状態で山を登っていたのです。
その時月島が突然力を失い倒れ込んだ。 しかし逃亡に成功した2人は谷垣の乗ってきた馬に乗り病院を後にします。 体の真ん中に2発…。
そこで谷垣は馬を囮にして月島を巻くことにします。
「お前がここへ来たということは鶴見中尉の命令を反故にするということだよな?」 その人物は、な…なんと月島! 瞳に底知れぬ闇を宿したあの闇月島です。 昔同じ事をしようとして出来なかった月島さんが、谷垣を止めようとするのが辛くて辛くて。
2土方一味 札幌 歌志内 うたしないは 札幌 さっぽろからさらに北東に行ったところにあります。
その隙に谷垣とインカラマッは逃げて欲しいですね。 このまま逃げ続ければ、インカラマッの母体、赤ん坊ともに危ないと感じた谷垣は、乗って来た馬の尻を銃で撃ち山中に逃がします。
野田サトル「ゴールデンカムイ」230話より引用 「全部上手くいくから…!!」と力強い言葉をかけ励まし続けます。 「私のように利己的な凶悪犯がどうしてって顔ね…」 無言で自分を見つめている谷垣に家永はその心を見透かし、そして続ける。
17「えご草ちゃんの生死」がわかったとしても、自分の鶴見に対する忠誠は変わらない。