以上で、三角関数の合成公式を証明することができました。 「加法定理を覚えていない」ことと、この「合成ができない」ということは、三角関数を捨てているのと同じことです。 そこで、この関係を加法定理の公式に代入して、最初の式をcosだけの式に変える。
例題として次の式を合成してみます。 三角関数の合成公式とは,sin と cos が混ざった式を,sin だけで表すための,以下のような公式です。
1 と の 1 次式の和 を,別の角 を用いて だけで表すことを 三角関数の合成と言います。
二つの実数s、tが以下の関係を有して様々な値を取るとき、u=s+tの変域はどうなるだろうか。
合成関数の逆関数は、それぞれの逆関数を逆向きに合成した関数に等しい。 与えられた式を、cosだけにしたい場合は、加法定理の以下の公式を応用する。
6このページでは、 「三角関数の合成公式」について解説します。 はい、もちろんありますよ。
1998年のセンター試験数学2Bでの事、いきなり三角関数をsinではなく cosで合成させる問題が出されたのです。 以上、「三角関数の合成」についてでした。
もちろん 「同じ角度で」です。 つまり, となります。 「理解」した上で1つ1つ積み重ねていけば、学力は向上していきます。
次に この求めた値で無理やり元の式を括り ます。
私たちが知っている三角比の値なんてたかが知れていますもんね。
合成は正弦(サイン)でできれば十分です。
東大塾長の山田です。 なお、ベネッセコーポレーションでは、新大学入試の最新情報をわかりやすく解説する「教育セミナー」(参加費無料)を全国で開催しております。
なぜこれでできるのかは別記事で見ることになるでしょう。 成り立ちがわかると,公式を忘れにくくなりますよ。
よって, と変形できます。 合成をしてしまえばやったことがある形のはずです。