アメコミ作品のヴィランを主人公とした物語ながら、劇場公開98日間 '19年10月4日～'20年1月9日 で、国内興行収入50億円・動員数346万人、全世界興行収入1,000億円を記録し、R指定映画では異例のヒットとなった話題作。 タイトル・クレジットはさらに時代を遡り、1950〜60年代の映画そっくりのデザインで、本作が本格的な人間ドラマであることを強調しているようだ。
10』連載中。
アメリカン・ニューシネマを観て育った世代なら、ここが1970〜80年代のニューヨークがモデルとなっていることは一目でわかるだろう。 採点は今年最高の90点です。
の通り、1月29日には、UHD BD、BD、DVDのパッケージ版が発売予定。 映画を観る環境は整ったのでいざ本編 予想していたほどの衝撃は無くて 中盤、少しだけダレたけど いちキャラクターが何故うまれてしまったかが主軸だからそこは仕方ない。
19一方、アーサーの殺人劇は負け組による勝ち組への鉄槌として、貧困層から絶大な支持を獲得し、街中にピエロのメークやマスクをした市民たちが溢れ返るようになっていた。 これまでにもティム・バートン版（1989年）のジャック・ニコルソン、クリストファー・ノーラン版リブートシリーズ第2作（2008年）のヒース・レジャー（アカデミー助演男優賞受賞）、DCエクステンディッド・ユニバース・シリーズ（2016年）のジャレッド・レトなど、様々な俳優が名演・熱演を残している。
女の子の母親に気味悪がられ、「余計なことしないでちょうだい」と諌められると、アーサーは突然ゲラゲラ笑い始めた。
全国のIMAX、ドルビーシネマで2月7日より公開を予定する。 現在、デジタル先行配信中。
Tweets Recent Posts AKASAKA cycle ライターのお仕事、ラジオ出演、取材、趣味のマウンテンバイク・トレイル、映画や書籍レビューなどなど。 このあたりから、ブレーキの壊れた車のようなアーサーの暴走が始まり、凄惨な殺人劇の幕が開く。
12自分もその巻き添えになり、床になぎ倒されて蹴飛ばされているうち、ランドルにもらった拳銃で反撃に出る。 ふだん抑圧された感情の爆発であることがわかると同時に、観客に哀しみと痛ましさと感じさせるような笑い声でなければならなかったからだ。
第73回英国アカデミー賞（BAFTA）でも作品賞・監督賞・主演男優賞など最多11部門にノミネートされており、いよいよアカデミー賞への期待が高まっている。 開巻、アーサーが楽器屋の閉店セールの看板を掲げて踊っていると、ストリートギャングの悪ガキたちに看板を引ったくられ、路地裏に連れ込まれて無抵抗のまま袋叩きの目に遭う。 ホアキンの演技の相乗効果で 視覚と聴覚を刺激されっぱなし。
7つづく第92回アカデミー賞では、作品賞、監督賞 トッド・フィリップス 、主演男優賞 ホアキン・フェニックス 、脚色賞 トッド・フィリップス、スコット・シルバー 、撮影賞 ローレンス・シャー 、音響編集賞、録音賞、編集賞 ジェフ・グロス 、作曲賞 ヒルドゥル・グーナドッティル 、衣装デザイン賞 マーク・ブリッジス 、メイク・ヘアスタイリング賞など、最多11部門にノミネートされた。 今アカデミー賞の最多ノミネートを記念し、再上映が決定。
ジョーカーはもともとアーサー・フレックというしがない中年男で、年老いた母の介護に追われながら、コメディアンを夢見てピエロの仕事をしている。 しかし、シティは財政状態は危機に瀕しており、クリニックは閉鎖され、薬の支給も打ち切られ、担当のソーシャルワーカーに悩みを聞いてもらうこともできなくなってしまった。 日本では、公開98日間（10月4日～1月9日）で興行収入が50億円を突破し、米国・日本を含む世界66カ国で公開週末No. IMAXレーザーの大きくてクリアな画面でフェニックスの顔と向き合っていると、彼の目に引き込まれそうになる。
日本文藝家協会会員。
アメコミ作品初の快挙となる、ヴェネツィア国際映画祭＜最高賞＞金獅子賞を受賞した本作は、第77 回ゴールデングローブ賞でドラマ部門の主演男優賞・作曲賞の2部門を受賞、第25回放送映画批評家協会賞で2 部門を受賞。 , Village Roadshow Films （BVI） Limited and BRON Creative USA, Corp. 『最後のクジラ 大洋ホエールズ・田代富雄の野球人生』『プロ野球二軍監督 男たちの誇り』『キャッチャーという人生』（同）など野球ノンフィクション単行本の増補改訂版が電子書籍で発売中。
88年から運動部記者を務める。 『ジョーカー』は、大都会ゴッサムの片隅で、コメディアンを夢見ながら孤独に生きる男アーサー（）が、悪のカリスマ・ジョーカーへと変貌していくさまを描いた作品。
アーサーは過去に精神病歴があり、7種類の向精神薬を服用しながら、シティの福祉課が運営しているクリニックに通っていた。 06年に独立。 本作がそうした過去の作品と一線を画しているのは、漫画の実写映画化版としてではなく、あくまで生身の人間を描くことに主眼を置いた、一般映画のサスペンス・ドラマとして製作されていることだ。
曲が無かったらホアキンのあの動きは クラゲの模写にしか映らん。 2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』（講談社）を上梓。
