杉本たちは小舟に乗せてもらい、真っ白なキムンカムイの話を聞きます。
1「生きちょりゃよか」 その目は真っ直ぐ鯉登少尉を見ていた。
「そんな毛皮…とんでもない値段で売れるぞ」 アシリパが杉元の問いに答えますが、白石が「毛皮を傷つけずに、まして射撃の下手な杉元に…不可能に決まってる!」と否定します。 おそらくこの事態を打開する可能性が最も高いのはアシリパさんの毒矢だろう。
12杉元たちはそれをただ見ていることしかできなかった。 北海道で白い毛のクマが発見された例はあるのだそうですが、それは白い毛で生まれたアルビノのヒグマなのだそう。
過去には、とぼけた顔をした刺青人皮の殺人鬼もいたので、この平太も危険な人物なのでしょうか。 ホッキョクグマ? シロクマといえばホッキョクグマですが、杉元たちが出くわしたシロクマがそうなのかは不明です。
1口を開けた時に脳ミソか心臓を狙うしかないと杉元は言いますが、それでは後頭部や胸を突き破るに決まっているとアシリパは言います。 シロクマを狩ったことがあるかどうかは不明だが、このパーティの中で最も熊との戦いに慣れている。
アシリパはダメだと、目の周りの皮を傷つけると逆に目立つという。
17しかしアシリパは杉元の容態が良くないため、シロクマは諦めて、杉元を休ませたいと答えるのだった。 自分達だけで金塊を見つける「策」はあるのか?と。
そこで鶴見たちはアイヌの遺品として金貨を発見。 目を撃ち抜こうと考えますが、射撃が下手な上に、的となる熊の目は小さいため、周りの皮を傷つける恐れがあるようです。
なので、鶴見の目的が「妻と娘のため」という、当初の目的からかけ離れたものだったため、激怒するのは仕方がありません。