こづかい万歳。これは、アレだな：／１２「こづかい万歳」対「びんぼう自慢」＝高橋源一郎

【悲報】少ない小遣いをやりくりする漫画がネット上で話題に。

これからもいろいろな課題山積しておりますけれども、初心を忘れずに一つ一つ着実に実行に移していきたい、このように思います。なので「こづかいが少なくても家族が幸せになって嬉しい」という話のはずなのですが、本作は「こづかいが少なくても自分が楽しい」という描き方をするのです。

広大な自由を目の前にすると、多くの人はあまりにもなんでも出来すぎるが故に、逆に何もできなくなる。

確かに、見方によっては僕は搾取されていたのかもしれない。

7話のネタバレここは埼玉県郊外である。 2020-12-02 02:01:03• それは「進撃の巨人」でも「鬼滅の刃」でもなく、「こづかい万歳」（作：吉本浩二氏）という漫画だ。

こづかいでビジネス書を5千円分買っているのも注目されている。おそらく羊かん丸かじりに使うおうとは思わなかっただろう。それによれば重要だったのは旅行や映画といったレジャーにまつわる消費であった。

なにもこれは会社のみならず、ほとんどの事でもそうだ。一度分類したら、人はその枠の中でお金を管理しようとする。

そして最後に子供のためと大義名分を持ち出し、20万円を引っ込める。

相対的に見て安い吉本先生の欲しいJBLネックスピーカーは 18,000円である。よく「学生時代は勉強なんてしても無駄だから遊べ。

そもそも格安ＳＩＭにどうやったら乗り換えることができるのか自分で分からないという国民が多数存在するということが、教育の失敗という大問題ではないかという気がしてならないが。

しかし作者の意図がどうあれ、その読み手にとって、あるテクストがある現実をまざまざと感じさせるとき、そのテクストはまさにそのようなことを表現してしまっているテクストとなっているのである。

同じ10万円でも、その分類によって扱いを変えるのだ。のび太でさえカップ麺を10個一気食いは、タイムマシンというバックアップシステムがあったからこそ決行したというのに、吉本先生は衝動に身を任せて突き進もうとしている。

忌憚なく書けば、これは貧困そのものである。一般人に巡ってくるパイなんてたかが知れているんだから、バカ正直に生きたって搾取されるだけだ」このような感じで、人はちょっとばかし小賢しくなると「それ、意味あるんですか？」「無駄なんじゃないですか？」というような事をいいがちだ。

図3：日高屋に仏頂面をしているやつなんて一人もいない（『定額制夫のこづかい万歳』1巻）別にこの人達が実際に人生に満足しているかどうかは分からない。

18,000円は安いので買うべき！というように。