唖然とする信行の前で、何事もなかったかのように村田は作業を進める。 この男性が住んでいた家は、 山の中にある為、関根はこの男性の家で死体を処理していた。 主人公の和子(水野美紀)は優秀な刑事でありながら、夫の後輩と愛人関係を続けていました。
14自分の娘が警察に逮捕されるという修羅場だったが、アマゾンゴールドという巨大な熱帯魚店を経営する村田が口を利いてくれたおかげで美津子は助かった。
そもそも村田は社本のことを知ってたし、同じ熱帯魚店なので、以前から目をつけていたのだと思います。 娘の更生の為に村田の店で働かせてはどうか? と提案し、娘も了承。
家が山の中にあり、 周囲に人が住んでいなかったので、 関根たちに死体の解体現場として使われた。
ここでの解体シーンは、 洋画・邦画をあわせても類のないくらい恐ろしい光景です。 そして信行は車に乗り込み、警察に電話する。
園子温監督による「実話ベースの映画」第1作めであり、日本中に衝撃を与えたこの「ザ・問題作」は、家族愛や人間性を吹き飛ばすような作品です。 怖かった。
17冒頭でもお話しましたが、 この映画は「埼玉愛犬家連続殺人事件」という、 実際に起こった事件をモチーフとしています。 後妻の妙子のことをよく思ってなく度々不快感を露わにしている。
信行は「世話は妻の妙子がしている」と言いました。 店には村田の他に顧問弁護士の筒井(渡辺哲)、同じくビジネスパートナーの吉田(諏訪太朗)が顔を揃えており話を聞くことに。 なんとも地獄絵図な光景ですが、美津子は 「やっと死にやがったなクソジジイ・・・!」と言い放ち、作中で一番の笑い顔を見せてエンドロールが流れます。
息子が語る衝撃の事実 関根夫婦にも子供がいたのですが、 息子の和春さんは妻・風間の連れ子。 そんな幸雄に全人格を否定するようなことを言われたから、信行の中で何かが壊れてしまい、あの凶行に至ったのかもしれません。
その言葉を聞いた信行は包丁で自分を刺し自殺。
関根の哲学 極悪人関根は自身の殺人に関する哲学の様な事を口にしていた。 とても自分の母親が殺人をするなんて思えなかったのだとか。