近づくと、ベッドのそばに服が脱ぎ散らかされ、少し減っている水のペットボトルと病院の薬の袋がいっしょに転がっている。 今はこの冷たさでもかなりの寒気を感じ させる。
「ん、あったかい……おまえの手…」 上気した頬をして、ゾロが泣き笑いみたいな顔をして言う。 真っ青な空と海の間には、点々と大帆船の残骸が浮かび、その崩れかけた甲板には向かい合う二つの人影。
「でも、お前には・・・・一番知られたくなかったかも・・・・」 なんだそりゃ?!だったら部屋に鍵でもちゃんと掛けとけよ!とゾロは苛立つ。
ゾロは昨夜一睡も出来なかった。 表の作品同様、サンジだから惚れたのです。
惚れたばかりだったし、ルフィももしかしたらという気持ちがナミの中にあった。
湯のみを受け取って、おぼんに戻す。
流石に。 風邪をひきやすい人の傾向を調べた大掛かりな研究だけど、この研究方法はどうなんだろう? 今回使わせていただいた研究は40歳から79歳の健康な埼玉県の39524人を対象に行われたものです。
顔を触ると熱かった。
名前やうそつきという設定は、明らかにイソップ寓話のオオカミ少年からきており、作中でもオオカミ少年同様毎日村を嘘をついて回っていたことから海賊が襲撃にくることを村人に信じてもらえなかった描写がある。 第一テメェの事情なんてホンっト興味ねぇから」 シラケたようないい方にサンジの眉間が少し寄る。 4の睡眠時間不足。
19「何て可愛いヤツなんだ・・・」 サンジは叫びたい気持ちでいっぱいだった。 背中に目でも付いているのかと思ってしまう。
さっきまでは動く度に痛かった関節も痛くない し、体が軽くなった気分だ。 お茶も淹れて持って来た。 コックがこの船に乗ってからはいつもこの調子だ。
3「お前のを?はっ、冗談じゃねぇ、ありえん」 「冗談はあんたの脳味噌の方だわ、失礼な男」 そう言ってゲラゲラ笑うナミ。 「起きれるのか?」 いつもは素っ気無いゾロも、サンジが酷く風邪をこじらせた今回ばかりは幾分心配そうだった。