なぜ非行少年たちは“ケーキを3等分出来ない”のか――医療少年院で受けた衝撃
しかし本書においては、人と人の関係から問題を捉えようという視点は、全く欠落しています。
しかし本書においては、人と人の関係から問題を捉えようという視点は、全く欠落しています。
そしてそのような解決困難な問題が、著者らの考案した簡易な認知機能トレーニングで解決するなどというのは全くの暴論であり、非常に悪質です。 コグトレとは。
決して楽観できない現状をレポートした本書 だが、解決に向けた実践的なメソッドが示されている点に大きな希望が感じられる。 計画性がなく目の前のことしか考えられないので先を見通すことが出来ない。 社会（学校など）に適応できず非行に走り、少年院に行くまでにこじれてしまう少年たち。
4相手の表情を見れないから感情をくみ取れない、聞く力が弱いから友達の話についていけない、想像する力が弱いから相手が不快に感じることをしてしまう、などの現象が起こります。 なぜなら、自身の生きてきた努力など、卵巣の宝くじにハズレていればそもそも、させてすらもらえなかったはずだからだ。
を挙げます。 軽度の知的障害を持った子どもであれば、なおさらその孤独感は強いはずです。 身体的不器用さに関しては、小さいころから何かしらのスポーツをしていて、目立たないことがあるから括弧書きとのことだ。
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一方で知的障害に関しては、学校教育現場でも関心が注がれておらず、その詳しい定義すら知らない教員も多いのが現状だ。 3人で食べるとしたらどうやって切りますか？ 皆が平等になるように切ってください」と出題されたら、多くの人がメルセデス・ベンツのロゴマークのように線を引き、3等分するだろう。 詳細は著者の書いた『』を読んでみてください。
同じ話が等も出てきてしつこいようにも感じるが、分かりよくはあった。 その一つとして、著者は「コグトレ」という認知機能強化トレーニングを紹介しています。
もしくは、これだけ人がいれば根っからの悪人も存在するんだろう、と。 3 カテゴリー• 凶悪犯罪を起こした自分と向き合い、被害者のことを考えて内省しようにも、その力がないのだ。 「彼らは、自分が『普通』であると思っているので自分からは支援を求めようとしません」 p. 結果として自分で意図しないまま非行につながってしまう。
14また、本書をベースに、著者本人の脚本によるコミック連載も進行中です。
現在、この範疇の子ども達は「知的には問題ない」ということになってしまい、「ちょっと勉強が遅れている子」「ちょっと社会性に問題がある子」という程度で放置されてしまいがちです。 そこで、以下の三点についてを中心に、ここに批判を行います。
20外部からの情報を正しく受け取れないと、その後の行動も間違った方向に進んでしまうのです。