バッタの大群が空を覆い、作物を食い尽くす様子は日食のように太陽が陰り、住民はただ茫然とその惨状を見守るしかなかったそうです…。 * * * 「アフリカの角」と呼ばれる、アフリカ大陸東部のエチオピア、ケニア、ソマリアなどにまたがる地域で、サバクトビバッタの大発生による深刻な農業被害が起こっている。 しかし、今回大量発生している サバクトビバッタは日本へはやって来ないのではないかと言われています。
16バッタの大群はエチオピアとソマリアで発生し、 ケニアに拡散。
台湾に近いフィリピンのバタン島でも200km以上の距離がありますし、石垣島は約500km、宮古島は約590kmほど離れています。 最近でも横浜港にヒアリが300匹以上も発見されたのが話題となっていますが、サバクトビバッタもインドから輸入してくる可能性は0ではありません。
13まとめ 中国に大量のバッタが来るかは分かりませんが、来たとしても日本にまで飛んでくる可能性は極めて低いと考えられます。 この状態のバッタは「孤独相」と呼ばれ、幼虫は緑色や褐色、灰色など周囲の環境に溶けこむ色をしている。
長年サバクトビバッタを監視している国連の機関が、 「そもそも中国に入る可能性はない」と判断している証拠ともとれますね。 サバクトビバッタが日本に来ることは可能? 結論から言うと サバクトビバッタが日本に来る可能性はほぼゼロに近いようです。
20人間にとっては小さな問題の湿度でもバッタにとっては重要な問題です。 食料の全体的な値上がり サバクトビバッタはケニアやエチオピアですでにひどい被害を作っています。
ケニアでは70年に一度と言われているくらいの規模を記録していて、エチオピアでは25年に一度の規模を記録しています。
通常サバクトビバッタは単独で行動しますが、サイクロンが発生し高温多湿になるなどバッタの活動にとって好条件となり、この好条件がしばらく続くなどして個体数が増加し密度が高くなると「群生相」と呼ばれる形へ体が変化します。 もし、大陸から飛んで来るのであれば、大陸に近い日本海側や、台湾に近い南西諸島(特に八重山諸島)で見つかっているはずです。
根拠や文献について、詳しくは月刊むしをご覧ください。 日本へ飛んでくるの? 被害は? サバクトビバッタがさすがに海を渡って日本に来ることはないと思いますが、中国で作物を壊滅的に食い散らかせば、日本に影響がでない訳がないと思われるので、対岸の火事ではないんですよね。 それが毎日、こうしている今も人間の食料を食い減らしています。
9インド当局は航空機の運航に支障をきたすと警鐘を鳴らしましたが、30年で最悪の被害。
またヒマラヤ山脈は、世界一高いエベレスト山 8,850m をはじめ、7,000mを超える山が100以上もあり、群れになると身体能力が向上するサバクトビバッタでもなかなか難しそうです。 今年の頭、コロナのインパクトで忘れてしまってた中東でのバッタ大量発生のニュース。
そのバッタは日本に来るのでしょうか? その可能性は低いと考えれます。 実際に過去の事例を見ても、日本で バッタの大量飛来によって大規模な被害が 出たりしているケースはほとんどありません。