「切り絵にはモノの質感や重量感まで表現できる無限の可能性があります。 本格的に作家活動をはじめたのは2013年からです。
作品は非常に細かいレース切り絵ですがデザインナイフではなくはさみを使用しています。 雑誌「婦人画報」表紙への切り絵での参加や、宝生流 和の会のメインビジュアル制作(2008-2018 )、NHK短編小説集「グッド・バイ」の映像制作、NHK BS「猫のしっぽカエルの手」オープニングタイトル制作、 「藝人春秋」 (水道橋博士著)表紙絵制作などがある。 現在はこのやり方にこだわらず、カッターの切れ味さえ活かされていれば「切り絵」とみなせるスタンスも広まりつつあります。
2さらに和紙で曲面を自作し、そこに切り絵を施す「曲面立体切り絵」を考案します。
リーズナブルな価格で素敵な作品が購入できますので「お家に飾ってみたいな」と思う方は購入してみるのもいいかもしれませんね。 最後に裏面にのりを塗り台紙となる白い紙に接着して完成。
本名豊城。
空を見たり、散歩がてら海をみに行ったり、猫がいつも周りにいて、家族のいるところが私の居場所です。
一般的な切り絵が曖昧なグラデーションを排除し、白と黒の平面に落とし込む「簡略化された世界観」であるのに対して、福井利佐は、デッサンのように細かい線を重ねていくことで、グラフィックに立体感を与え、リアリティを追求する美の世界を確立してきました。
切っている最中が一番幸福を感じます」との答えが返ってきた。 同氏と切り絵が最初に出会ったのは、高校生の頃だそうだ。
日本はもちろんドイツやニューヨークでも個展を開いています。 福井利佐は、多摩美術大学でグラフィックデザインを専攻していたときに自らの表現手段として、「切り絵」を選びました。
従来の切り絵は平面的な作品が多く、立体感を出す際には何枚もの紙を重ねることはありましたが、純粋に1枚の紙だけを使い、立体感や奥行き感を表現する作品はありませんでした。