宴の料理は美味しいうえに、美世から感謝の気持ちを伝えられ、五道は大感激します。 「そういえば見張りの式は撒けてますかね? よくもまぁ毎日飽きもせず隊長のあとをつけてきますよね」 五道が助手席でそう言うと 「問題ない。
15美世は状況が分からず、恐怖と旦那様のことで頭がいっぱいでした。 家の中へ案内された五道は、手料理で埋め尽くされた食卓の前に座り、美味い、と嬉しそうに箸を口に運んでいた。
しかし、もう解放されて欲しいというのが本音でした。
そして門の前で美しい男性と話しているのが見えます。 暗い人生を歩いてきた美世にも、やっと光が差し始めた矢先。 そろそろ香耶にもお灸をすえられるといいんですけどねぇ。
2011話での辰石の不穏な動きもありますし、これからまた災難が美世ちゃんに降りかかる予感がします。
お風呂からあがった清霞は家の中がずいぶん静かなことに気づきます。 ゆり江についていけばよかったと後悔する美世。
19清霞は部屋に入った瞬間、異能が使われた気配を感じました。 父親から縁談の話があると呼び出されます。
異能の気配 五道が帰り楽しい宴が終わった夜、廊下を歩く清霞は家の中の異変に気付いた。
清霞は死ぬまでここにいてほしいと言います。 異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。
(ながく自尊心を失っていた美世にとっては仕方のないことですよね) 清霞は美世のことを『お前は無能でも役たたずでもない』と励ましますが ひとしきり泣き終えた美世は『そんなふうには思えない、でもお役に立てるようがんばります』と答えるしかありませんでした。
そして、美しくなっていく、 美世を見て清霞ももっと美世に 惹かれていく所とか…。