又吉:今日は好きな文庫本、新潮文庫の『ヴィヨンの妻』と『きりぎりす』を持ってきました。 働かなかったのも、オルガンを弾く行為に疑問を持てなかったのも、隣組に入らなかったのも、 なまじお金があるために、働いて稼ごうという気にならなかったのだと思います。
20避難所で酒盛りを始めたら心証は非情に悪いと思います。 父親は海軍の軍人で、巡洋艦に乗って出征しましたが、音信が途絶えていました。
アリバイ作りのために買った『火垂るの墓』で、これは何かが違うぞっていう、小説ならではの文体っていうか言葉のリズムみたいなものがあるって気づきましたね。 『東京百景』にも登場する、又吉にとって思い入れのある曲だという。
自身の行動がどうあっても、母が残してくれた貯金と、父がいればどうにかなる……そのことも、清太が節子と2人で壕に住むという選択をしてしまった理由だったのでしょう。 おばさんは家にいるので見てもらうことができます。
17「書けることが1こしかないんですよ。 別所:言葉の中にある独特の魅力にドキドキワクワクする瞬間って、子どもの頃にあるもんですよね。
山際だった西宮は、まだのどかな空気が流れていました。 だめだ〜。
そもそもの悲劇的な物語はもちろん、「主人公の少年の行動があまりに身勝手すぎる」「おばさんの嫌味ったらしい言動にイライラする」ということにはっきりと不快さを覚える方も少なくはないようです。 節子を助けるため、清太は野菜泥棒をしたり、火事場泥棒をしたりして、何とか飢えをしのごうとするのでした。
7別に日本全体が兄妹のような悲惨なことになっていたわけではなく、普通に戦火を逃れて家に帰れた人もいたのに、少し間違えただけでそれができなかったことの見事な対比です。 テレビの放送ではこの清太が亡くなるラストのシーンがカットされることがあります そして、ラストでは清太と節子の魂が現代の都会のビル群の夜景を見るシーンで終わっていきます。
時間があるとそれはそれで文章がなかなか書けないというか……。
つまり本当の亡くなった原因というのは栄養失調というのもありますが、この有害物質により原因の方が大きいと考えられます。 高畑さん。