夏の思い出が手に取るように思い出せる。 記憶も底に近づきつつあり、悲しみと切なさがまた忍び寄ってくる。
これは「僕」の周りの「大人」の考え方ですが、「大人」になりきれない「僕」はそうは思えません。
ここでの「君」というのは、「言って」の女の子のことを指しています。 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は ヨルシカ ただ君に晴れ 作詞n-buna 君が思うまま手を叩け=気持ちに素直で、無邪気な君に戻ってくれ 陽の落ちる坂道を上って=坂道に落ちていく陽に追いつこうと上る(しかし陽は落ち、辺りはすっかり夜になる) つまり、 陽=子供の頃を求めども、手に入れられず、すっかり夜=大人になっていく。
9位:パレード• そういうことにしてしまおう。 歌詞 そして人生最後の日、君が見えるのなら きっと、 人生最後の日も愛をうたうのだろう 全部、全部無駄じゃなかったって言うから あぁ、 いつか人生最後の日、君がいないことがまだ信じられないけど もっと、もっと、もっと、もっと もっと、もっと、もっと、 君が もっと、もっと、もっと、もっと もっと、ちゃんと言って ヨルシカ -言って 「もっと、もっと・・・」と、繰り返し歌詞にすることで、MVの女の子が「言って欲しい」と求める様子を強烈にアピールしていますね。
20間奏 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って僕らの影は ヨルシカ-ただ君に晴れ 俯いたまま大人になった。
あの夏、バス停の裏に隠れていた君の姿が頭にある。
夏日 乾いた雲 山桜桃梅 錆びた標識 記憶の中はいつも夏の匂いがする これもあの夏のころの記憶です。 夜が大人を表し、陽はあのころの純粋な僕らを表しているとすると、 君に、あの夏の頃の純粋な部分を取り戻してほしい、 と「僕」は願っているのです。
18独特な世界観と透明感が売りのヨルシカ。
Aメロ 鳥居 乾いた雲 夏の においが頬を撫でる 大人になるまでほら、 背伸びし たままで 遊び疲れたらバス停 うらで空でも見よう じきに夏が暮れても きっと きっと覚えてるから オケにリズムが入り、歌声もそれに合わせて頭のAメロよりも全体的に若干強めにしっかりと歌っている印象です。 これはきっと、現在の「僕」のどうしようもないまま社会を漂っている様や、「君」との思い出があやふやなまま記憶に残り続けていることを表現したかったんだと思う。 「僕」は変わってしまった君に対し、勝手に寂しさを感じ、勝手に言い出せずに、君の思い出を噛みしめている。
この歌の「君」は、僕にとっての「君」にも重なる。 つまり「ただ君に晴れ」の意味は、「ただ君に陽を」と言った感じでしょうか。
人々が憩いの場としてその石に腰かけていく。 中高の頃、僕の色んな話を聞いてくれて、何歩も先を行っていた僕にとっての「君」がこの世界にもう居ない現実がどうしようもなく痛かった。 「思い 出 なぁ んてた だぁ の塵だ」赤字の部分をしゃくってアクセントも付けています。
7そんな今大人気のヨルシカの「ただ君に晴れ」。
そんな意味が俳句とからめて描かれています。 その先を思い出そうとはするが、心の防衛本能だろうか、詰まって何も出てこない。 色んな感情の続きがあったはずなのに出てこない、思い出したいのか、それとも断ち切りたいのか、それさえも自分では分からない。
1遊び疲れたら、バス停の裏でいつまでも空を見るのもいいかもね。 発声の難易度よりは表現の難易度が高い曲だなと改めて感じました。