それ以外の子供たちは他人や動物を傷つけてウサを晴らす。
いつだって問題は、「自分は大丈夫」と思っている人の周りで起こる。
イジメられるタイプでもイジメるタイプでもなかった自分には、何となくは理解出来るけれど、ちょっと開き直ればとか、ちょっと覚悟をすればと感じるところが多い…自分のメンタルが強すぎたのかも! それが切っ掛けで、洋一の父がデリヘルの運転手をしていることが知れ渡る。
10そして子供たちもそれに倣い、他人に優劣をつけていじめる。
貧しい人が貧しいままに死んでいくことを「可哀想」と思うことが、既に共同体のパラダイムに精神を侵されている証左である。 デリヘルの経営者に借金を重ね、それでもギャンブルがやめられない。
それぞれに問題を抱えた家庭だ。 映画としての芸術性は? あーもったいない。
パンのためなら自由も権利も放り出す。 自分が大人になった今、そうなってるかよくわからない。
」という反応の人と、「あぁ、分かる。
一方、優樹菜は、実母の妙子()と義父の辰郎()、そして辰郎の連れ子である稔(杉田雷麟)と4人で暮らしていた。 子育てというのは、太古から人間がしてきたことだし、ってかそもそも人間に限らず生物はしていることだからだ。
18子どもたちの心の中の闇を振り絞るような叫び!この叫びがあなたの胸に届くだろうか。
親にも誰にも守られなかった子どもは孤立を深め、最後は絶望が待っています。 「専門家」レベルで十分と判断したが、「素人」にはまだ不十分だった。 それらが、このドラマを充分に説得力のあるものにしている。
20そんな2人が企画に名を連ね、寺脇氏が統括プロデューサーを務めた映画「子どもたちをよろしく」(2020年 日本)は、子供たちを取り巻く今の過酷な状況を赤裸々にあぶりだした問題作である。 2019年製作/105分/G/日本 配給:太秦 スタッフ・キャスト 『MOTHER』や『許された子どもたち』という衝撃作を観た後では、ちょっと見劣りがする。
大人が加害者になっているのだ。