戒律を厳しく守る保守派は、「原始仏典」(パーリ仏典)をそのまま引き継ぎます。 。
「上座部仏教」についてもっと詳しく 上座部仏教は基本的に自己完結的で、個人が修行し、「悟り」を開くことを目的としている宗派のことを指します。 そもそも「仏教」とはどんな宗教か 仏教は紀元前450年ころ、ゴータマ・シッダールタによってインドで開かれた宗教です。 さらには、王朝に保護された結果、貴族趣味的な要素までもが加わり、一般の民衆からは近づきがたい、貴族が行う学術的な追及を伴う宗教とされるようになったのです。
3日本で広まった仏教は基本的にこの大乗仏教です。
部派仏教は釈迦とその弟子たちが行っていた、オリジナルに近い仏教でしたが、度重なる議論が交わされていったことで、難解な学問という属性を帯びていきます。
現在、最古層の原始仏典として、「 阿含経」という経典の中の小部(クッダカ・ニカーヤ)の経典である「 スッタニパータ」、「ダンマパダ」、「テーラガータ」などがあげられており、これらの教典は、釈迦の生の言葉が韻文として伝えられているのではと考えられています。
18小乗仏教という大乗仏教側からの蔑称を自称することはなく、上座部の意味である、 「テーラヴァーダ」と自称します。 大乗仏教はインドから東に伝わり、中国に伝来されます。
その中でも下記表の通り、13宗派に分かれております。 それで、大乗仏教の人が行う「」には、 小乗仏教の人たちが行う「」にはない、 「」が一番最初にあるのです。
菩薩の修行は六波羅蜜です。 どこに言われているのかというと、『 』や『 涅槃経』、『 維摩経』などの大乗経典にはもちろん、小乗経典の『 阿含経』にも説かれています。
しかし、お釈迦様が入滅(亡くなること)してから、数百年してからできたお経もたくさんあります。
執心で成り立つ経済的先進社会であり、乞食行は卑賤なものとして忌避される感もあり、寒期の長い国ではテーラワーダを根付かせるには相当な困難がありそうです。 また、釈迦の死後、弟子たちは師の教えをさまざまに研究し、解釈した解釈書を「 論」と言います。 自分がになったら、こんなになって 自分だけ独り占めしてしまったらもったいないと 人に伝えずにおれませんし、他人をにするままが 自分がになるということです。
9仏教の目的というものは、この「悟り」を修行によって獲得し、生きることの苦しみから解放されよう、というものです。