綾辻:ちょっと出オチ、みたいな(笑)。
でも僕自身、当時の反響の大きさにはちょっと驚きました。 本作は夢と現実の境界線がわからなくなるような歪んだ物語で、そういった雰囲気が好きという方はきっとハマるに違いありません。
20この学校の三年三組は過去に起こったある悲劇が原因で、死の世界と距離が近くなっており、二年に一度かそれ以上の割合で不気味な〈現象〉に見舞われている。
京都によく似た「もうひとつの京都」に住むミステリー作家の主人公が体験する、さまざまな怪異を描いた連作短編集。 異能力. 綾 辻行人が選ぶ! ページ数• 楳図かずお怪奇幻想館(2000年11月 ちくま文庫)• 「新人は現れないけれど著名なは何人か挙げられる」という状態にまでなる(がだった時代にべればましな、と考えれば) そんな時代に、 の肝煎りでしたのがである。 病死や事故死ならまだまし、と思えるような悲惨な死に方のオンパレードだ。
1当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。 とある山をとした『 』は容赦ない描写で知られると同時に、ある驚くべき仕掛けが施されており、単なるスラッシャーものに留まっていない。
この館を建てた建築家・中村青司は既に炎上した青屋敷で焼死しているといういわくつきの孤島。 。 とはいえ続きもののお話という訳ではなく、1冊ごとに完結します。
アヤツジ・ユキト2007-2013(2014年8月 講談社)• 比良塚想をはじめとする三年三組のメンバーは、降りかかる〈災厄〉のなか、健気にも学校生活を続けようとする。 『人形館の殺人』後日譚• (2015年2月13日、)• どこまで痛めつけるんですか綾辻さん!! 全てが重なり合い積み重なり合いいくつもの違和感の意味が回収されてたどり着く結末。
「災厄」は止まずに続いていくのだが、途中でその仕掛けがわかってしまった(星マイナス1個)。 綾辻行人のデビュー作。
「サスペリア」はsakuraも大好きな映画の一つですが、映画の持つ独特な閉塞感と、真っ赤なカラーのイメージが、この作品で見事に表現されていると思います! 舞台は全寮制の名門お嬢様学校。 第2部の終わりまで書いて、まる1年の休載を挟んで再開したときも、「このまま書き続けても大丈夫か」という不安がありました。
11その姿に一種異様な感銘を覚えてしまうのは、三年三組が理不尽な死であふれかえったこの世界の縮図だからではないだろうか。 雹や濃霧、強風などさまざまな気象災害とともに展開する物語は、作中時間内にアメリカ同時多発テロが発生することもあって、シリーズ中もっとも終末観が色濃い(どこかホラー映画「オーメン」を彷彿させる)。
かの有名な直木賞作家・辻村深月さんも小学生の頃に本作と出会って、"ミステリー観が刷新された"という感想を述べているほどです。 もう未完になるものと思っていたのですが。 収録作のなかでは「丘の向こう」がいちばん好みである。
182(刊行予定) 、文庫化されているものは全作品が文庫かのどちらかに入っている。 (推での)• 綾辻:物語を彩る小道具として「これはいいな」と思いついて。